2831人が本棚に入れています
本棚に追加
苦笑する凜に、さやかはイタズラっぽく笑って言った。
「じゃあお姉ちゃんと結婚する?」
さやかの言葉に、凜はキョトンとした。
「……何言ってんのさ?俺たち姉弟だから無理じゃん」
「血縁的には従姉弟だからできるよ」
さやかはそう言ってクスクス笑った。
「……そう言えば……って!からかってるだろ!?」
一瞬考えこんだが、さやかが笑い続けているのを見て凜は顔を真っ赤にして怒った。
するとさやかは笑いを堪えながら謝った。
「ごめんごめん。でも、ホントに困った時には凜に面倒見てもらおうかなぁ」
ニヤニヤ笑うさやかに、凜は顔を赤くして頭をガシガシかいた。
「だぁぁぁぁぁ!そうやってからかって!もういい!部屋行く!」
凜はそう言って自分の部屋に入っていった。
最初のコメントを投稿しよう!