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その日、凜は海に言われた通り陸の家に泊まった。
渚の家は陸の家の隣でイタリアンレストランを開いていて、陸のお祝いのために用意された料理はどれも美味しかった。
途中、陸の父親から電話がかかってきた。
陸の父親は陸から想像できないほどテンションが高かった。
『陸、よくやった!引っ込み思案の陸が、恋のために留学なんて父さんは嬉しいぞ!フランスなら日本より近いから会いに行くからな!
海と渚ちゃんもとっとと結婚しちゃえよぉ~』
と笑いながら言っていた。
渚の両親も凄く嬉しそうにニコニコ笑って、陸に料理をすすめていた。
陸の話だと、渚の両親は陸たちにとって親同然らしく、渚の母親は最後には涙を流していた。
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