想いと決意

17/17
前へ
/374ページ
次へ
陸の言葉を飲み込むように凜は考えこみながら夜空を見上げた。 「……よくわかんないけど、ちゃんと考えてみるよ」 すると陸は凜の持っている缶に、自分の缶を軽くあてて笑った。 「フランスに行っても、僕は凜くんの味方だからね」 すると凜は声を出して笑った。 「じゃあ俺も日本から陸を応援してるよ」 「よろしくね」 2人とそう言って笑って、ビールを飲み干して空を見上げた。 冬の澄んだ空気で夜空はよく見え、 雲1つない空には 2人の心のように 数多の星が輝いていた。
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2831人が本棚に入れています
本棚に追加