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「じゃあさ、最後に１ついい？」
さやかは苦笑して頷いた。
「もうなんでもいいよ」
「姉ちゃんにとって、隆志さんってどんな人だった？今はどんな存在？」
「そうだなぁ……、隆志は、自分のまわりの人たちの笑顔のためならどんなことだってしてた。それがすごいと思って、そんな隆志を好きになったんだと思う。
今も昔もそんな隆志を愛してるし、尊敬してる」
さやかは清々しそうな笑顔で言ったのを見て、凜は微笑んだ。
「そっか……。ゴメンね、突然変なこと聞いちゃって」
凜の言葉にさやかは苦笑して首を振った。
「別にいいよ。白河くんのことで、凜も何か考えることがあったんでしょ？」
「まぁ、ね。……少し寝るよ」
凜はそう言って部屋に入っていった。
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