あなたと僕とあの海と

答え

陸が旅立ってから１週間がたった。

凛は２年生になり、新たなクラスメートたちと朝のホームルームまでの時間を過ごしていた。

すると廊下から喧嘩をしている２人の男女の声が聞こえた。

聞き覚えのある声に、凛は苦笑して２人が教室に入って来るのを待った。

「明らかにお前が悪いだろ！」

「かーくんは優しさがたりないの！」

２人は喧嘩がおさまる様子もな教室に入って来た。

凛は苦笑しながら２人に近付いた。

「おはよう、海、なっちゃん」

声をかけられた海と渚はその瞬間だけ笑顔になった。

「おっす、凛」

「おはよう、凛くん」

しかし次の瞬間には互いに睨み合っていた。