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「ただいまぁ～」
学院から帰ってマンションの扉を開くと、玄関にチョコンと座っている美月がいた。
「ただいま、美月」
凛はニッコリ笑って美月を抱き上げて、リビングに入っていった。
「おかえり、凛」
さやかはキッチンで夕飯を作りながらニッコリ笑った。
「ただいま。着替えてくるね」
凛はそう言って、美月を抱いたまま部屋に入った。
美月を床におろして着替えていると、美月は持って帰ってきたスケッチブックを触っていた。
着替え終えてそれに気付いた凛は、腰を下ろして美月を膝の上にのせた。
「気になるの？」
そう言って凛は美月に見えるようにスケッチブックを開いた。
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