答え

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2人は昼にさやかの作った弁当を食べ、美月を抱いて公園を散歩し、美月が興味をしめしたものを片っ端から描いていった。 普段の凛はスケッチでも1つの絵に数時間かけていた。 だからこの日はいつもよりはるかに簡単なスケッチをしていた。 そして、さやかと話しながら描いていることで集中力という点でも劣っていた。 それでも、いつもよりスラスラ描けた。 3時頃になって、美月が寝てしまったので少し休むことにした。 そしてさやかと談笑していると、突然声をかけられた。 「おや、矢吹君かい?」 声をかけてきたのは東だった。 「あ、東先生。こんにちは」
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