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東は凛の描いた絵を見て嘆息をこぼした。
「ほう……。これが君なりに見つけた答えかい？」
東の問いかけに、凛は大きく頷いた。
「どう、ですか……？」
凛が恐る恐る尋ねると、東はニッコリ笑った。
「時間をかけずにざっと描いたようだが、わたしは好きだよ」
「あ、ありがとうございます！」
凛は深々と頭を下げた。
すると東は満足そうに笑った。
「君といい、白河くんといい、わたしは幸せな教師生活を送らせてもらっているね」
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