重荷

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2人が屋台の前まで戻ると、渚がニコニコしながら美月を抱いていた。 「美月ちゃん可愛すぎるよ~」 「なっちゃんも美月の魅力にやられてるねぇ~」 凛と渚がそんな話をしていると、さやかがクスクス笑った。 「凛、冷めないうちにヤキソバ食べよう?」 さやかがそう言うと、凛は頷いて渚から美月を受け取った。 名残惜しそうな渚を見て、さやかはニッコリ笑って言った。 「渚ちゃん、美月に会いたくなったらいつでもうちに来てね」 「いいんですか!?やったぁ~!」 さやかと凛は手を降って海たちと別れると、中庭でも比較的人の少ないところに腰を下ろした。
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