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「でも、まさかここで会うとは思ってなかったよ」 「……それはわたしのセリフよ」 すると、凛はいつも通りの人懐っこい笑顔で笑った。 「でさ、実は隆志さんに言ってたこと、全部聞いちゃったんだよね」 「え……!?」 さやかは顔を真っ赤にして驚いた。 「1つ、間違ってたよ」 凛の言葉にさやかはキョトンとした。 「俺はすごく支えてもらってる。 『今』があるのも、『未来』を夢見られるのも、いつもそばにいてくれた人がいるおかげ。 そして、その人はどんどん過ぎていく『未来』を幸せな『今』に変えてくれる人なんだ」
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