エピローグ

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すると、教室に凛の最愛の人、『矢吹』さやかが入ってきた。 凛とさやかは凛が18歳になったその日に籍を入れていた。 結婚式は陸にも祝ってもらうために、卒業してからにしようと決めていた。 凛はさやかを見つけて手を振ると、さやかは慌てて凛のところに駆け寄った。 「さやか、慌ててどうしたの?」 凛が尋ねると、さやかは泣きそうな顔で言った。 「美月が迷子なの!」 「「「えぇ!?」」」 その言葉に、泣いていた渚まで驚いた。 「と、とにかく探そう!」 凛はそう言って、海と渚と慌てて廊下に出ていこうとした。
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