エピローグ

7/7
前へ
/374ページ
次へ
すると、陸はイタズラっぽく笑った。 「僕の花と凛くんの海。どっちが上かな?」 その言葉に、凛はニカッと笑ってさやかと美月を抱きしめた。 「俺はさやかと、美月と、隆志さんと、4人で描いてるぞ?」 すると陸は渚に抱き着かれている女の子の手を握った。 「僕の『想い』は数じゃ勝てないよ?」 すると、どこからともなく笑いがこぼれた。 そんな笑いのこぼれる輪は 凛が望んだ未来と、 望んだ海の風景だった。
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2831人が本棚に入れています
本棚に追加