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すると、陸はイタズラっぽく笑った。
「僕の花と凛くんの海。どっちが上かな?」
その言葉に、凛はニカッと笑ってさやかと美月を抱きしめた。
「俺はさやかと、美月と、隆志さんと、4人で描いてるぞ?」
すると陸は渚に抱き着かれている女の子の手を握った。
「僕の『想い』は数じゃ勝てないよ?」
すると、どこからともなく笑いがこぼれた。
そんな笑いのこぼれる輪は
凛が望んだ未来と、
望んだ海の風景だった。
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