4289人が本棚に入れています
本棚に追加
/260ページ
俺の名前は『松前 啓太(まつまえ けいた)』。
私立高校の三年生だ。
成績は10段階評価で3か4がほとんど。運動もそこそここなすが上手いわけじゃない。ルックスなんて平凡以下だ。
髪も短いし、眼鏡もかけてないから隠れ美形の可能性もゼロ。
自分で言ってて泣きそうになった…
とりあえずそんな平凡以下の地味男なのだ。だから彼女ももちろんいない。
幼なじみ?もちろんいるよ。
お と こ
だけどな…
後輩?友達?甘い!
そりゃ、最初は期待したさ。でも駄目なんだよ。何処までいっても俺はクラスメート止まりだった。
ましてや後輩なんて帰宅部の俺に出来る訳がない。
俺の顔見て真顔でありえないって言うんだぜ、奴ら…
正直、心の中で号泣したよ…
畜生!おれは繊細なんだぞ!!
最初のコメントを投稿しよう!