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神羅「…申し訳ございません。
すぐに代わりを持って参りますので。」
し、神羅さんが、今までに見たことが無いほど無表情だ!
いくらヘタレな俺でも分かる。
これは不味い状態だ!!
啓太「神羅さん、違うんです!
今のは本心からじゃなくて、ただカルラに仕返ししようとしただけなんです!」
神羅「…では今までのは全て嘘で、私の事は全く嫌っていないと?」
神羅さんは不安気な表情で聞いてくる。
この顔を見て嫌いなんて言える奴は男じゃねえ!
もちろん、直ぐ様首を縦に振りましたとも。
神羅「そうですか…
早とちりしてしまって申し訳ございません。
直ぐに変わりのお茶を持って参ります。
その後は『ずっと』お近くにおりますので、何なりとお申し付け下さい。」
心底安心した表情の神羅さん。
俺もかなり安心した。
あの無表情は怖かったからな…
だがいつの時も水をさす奴はいるわけで、俺は奴の存在をすっかり忘れていた…
カルラ「でも、アタシと話してる時の方が楽しそうに話すよな?」
場の荒し屋。
空気を読んだ上で嫌がらせをする女の異名を持つカルラだ…
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