彼氏

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蓮谷「お前、柔らかいよなー」 抱き着いたまま、そんなことを言ってきた。 美波「な、な、な、何言ってるんですか!?訴えますよ!?」 美波は、かあっと顔を赤くさせた。 蓮谷「恋人同士が抱きあっても、問題ないだろーが。」 この発言にさらに顔を赤くした。 こここ恋人…かぁ なんか恥ずかしいなぁ…   コンコン   ガラッ 誰か入ってきた…!? そこには茶髪の男性が立っていた。 蓮谷「勝手に入ってくんなよな。せっかくのお楽しみ中なのによ~!」 美波「先生!!変な言い方やめてくださいよ!」 「蓮~お前な、こんなところを誰かに見られたら大変だぞ!俺だからよかったものの…」 この人、先生と知り合い? それよりも、まともな意見を言ってくれてる~!! 美波「そうですよ、先生!だから、こういうことは止め…」 「せめて鍵閉めておくとか、家でいちゃつくとか。カーテンは閉めてあるみたいだけど、危ないぞ!!」 ………… 蓮谷「そうだな、これからは気をつけるよ。」 違かった。 先生よりももっと上の考えを持つ人だったみたい…。 確かにバレるのはマズイけどさ~…。 美波「えっと…誰ですか…?」 先生に小声で聞いてみる。 蓮谷「あ?お前も知ってるだろ?」 あたしも知ってる…? こんな人いたっけ? 「酷いな~。君のクラスの授業、受け持ってるのに。」 美波「え!?」 国語の先生だっけ…? いやそれは女の先生だったけか。 じゃあ英語、いや体育…あれ~?;; 「数学だよ、数学。雨宮月(のえる)、これからはちゃんと覚えてくれよ~?」 美波「あ!!思い出しましたっ。雨宮先生!!」 雨宮「いやいやいや…名乗ってからそう言われても…(笑)」 美波「すいません;;」         
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