彼氏

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蓮谷「で、何の用?」 雨宮「冷たいな~。龍から預かってきたんだよ、プリント。」 蓮谷「サンキュー」 プリントを受け取り、机上におく。 雨宮「じゃあ、俺行くわ~。邪魔しちゃったみたいだし。気をつけてな、蓮(れん)。川崎も狼には気をつけろよ(笑)」 ニヤニヤと笑いながら雨宮は、立ち去って行った。 美波「狼?って、何でですかね? 今の時代いないのに」 蓮谷「本気で言ってんのか?」 美波「へ?何がです?」 蓮谷「…まぁいいや…。それよりも戻らなくて大丈夫なのか?」 はっ、と時計をみる。 あと一分で授業始まるっ!!! 美波「また後で来ますっ!!」 それだけ言い残し急いで、駆け出した。   ガラッ! 教室の扉を開けると既に、授業が始まっていたらしく 「川崎~遅刻だぞ!」 「すいません;;て、雨宮先生!?」 さっきまで一緒にいた雨宮先生だった。 来るの早過ぎじゃない…? 「数学の授業なんだから、いて当たり前だろ。とりあえず席着け~。」 「はい…;;」 席に着き、授業を受ける。 ーーーーーーーーーーーーーー   キーンコーンカーンコーン 授業終了の鐘が鳴った。 雨宮「今日はここまで。川崎~、放課後に数学準備室来い!遅刻した罰だ。」 ニヤっと笑う雨宮。 美波「え;;」 雨宮「来なかったら川崎の成績下がるだけだから、俺は別に構わないんだけどな~。」 美波「行かせていただきます;;!」         
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