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美波Side
バンッ!!!!!ゴンッ!!!
美波「先生、すいません!遅れました!!!」
…ん?さっき、変な音しなかった?
気のせいかな…
「お前なぁ…」
少々…いや、結構怒りが込められた声が聞こえた。
この声は先生に間違いない。
だが、勢いよく頬を抓(つね)られた。
蓮谷「戸を勢いよく開けすぎだっっ!!!」
美波「いひゃあああいっっ」
~~~
美波「酷い…」
ヒリヒリする頬を押さえながら、少々涙目になりながらも軽く蓮谷を睨む。
蓮谷「お前が悪い」
少々赤くなった額とまだ痛む頭を押さえながら、美波に対抗して返事を返す。
つまり、美波が開けた扉がちょうど化学準備室を出ようとした蓮谷の頭にぶつかった、という訳だ。
美波「悪気があった訳じゃないんですから!いいじゃないですかぁ」
蓮谷「別に俺も悪気があった訳じゃないし?」
いやいやいや!!!
故意的に思い切り抓りましたよね?
美波「よくそんなこと言えますね?しかも二人して私をからかうし、何なんですか!?」
蓮谷「は?二人って誰?」
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