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美波「誰って…それは」
「なになに?喧嘩してんの?」
美波でも蓮谷でもない、もう一人がそこにいた。
蓮谷「月…なんでお前がいるんだ?」
蓮谷は呆れ気味である。
雨宮「つまらない反応だなぁ~。美波の反応は期待通りで嬉しいね。」
とうの美波は“ぽかん”として、驚いた表情をしている。
そして何か違和感を覚えた。
美波「え…だって…いつ入って来たんですか…?」
雨宮「実は瞬間移動的な☆」
美波「え!?」
蓮谷「嘘言うな。いい加減、気配を消して入ってくるのやめろよな…。お前も信じるなよ…。」
雨宮「しょうがないだろ…なかなか直すの難しいんだぜ?で、蓮と美波、喧嘩?」
蓮谷「別に。それより、何でこいつのこと名前で呼んでんの?」
美波が先程感じた違和感が、判明した。
雨宮「ん?いいじゃん♪いいよな、美波?」
本人に尋ねる。
二人の視線は美波に向けられた。
美波「私は別に構わないです…けど…?」
言葉が区切れたのは、蓮谷の視線が怖かったからである。
雨宮「うん♪てことで俺のことは月でいいから。」
美波「はぁ…えっと…月先生?」
雨宮「ん♪じゃあ俺帰るね。蓮、美波」
そう言って満足げに帰っていった。
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