310人が本棚に入れています
本棚に追加
蓮谷「わかったよ。で、なんだ?」
美波「だから、途中から様子が変だった理由です。」
さっきも言ったのになぁ。
蓮谷「それはだな…かくかくしかじかで」
美波「二次元でしか使えない言葉、使うのやめてくださいよ。意味不明ですから。」
流石に美波も、じれったくなってきたようだ。
なかなか話さない蓮谷も大人気ない。
蓮谷「冗談だ。それは…」
ようやく話し始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たしか…美波が熱を出して、倒れたときだったよな。
俺は急いで保健室まで川崎を運び、ベッドに寝かせる。
保健医の先生はいないらしい。
とりあえずタオルを冷たい水で絞り、こいつの額に乗せる。
美波「んっ…」
不意に美波から声が漏れた。
熱があるせいか普段よりも、色っぽい。
その声を聞いた途端、俺は美波に触れたくなった。
でも抑えなくては。
仮にも相手は病人だ。
美波「…んんっ……」
またしても。
こいつは何だ?
俺を誘っているのか?
気が付けばキスをしていた。
こいつ相手に
何やってんだ、俺…。
最初のコメントを投稿しよう!