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蓮谷「という訳だ。」
美波「そうだったんですか…って私は納得しませんよ?」
蓮谷「は?」
約束どおりちゃんと説明はしたのに…
美波「私のことを考えてくれたのは嬉しいです。でも…突き放さなくても、いいじゃないですか!?私、先生に嫌われたと…思ってた…のに…」
泣きそうになるのを我慢している。
蓮谷「それは…悪かった。だから泣くなよ、な?」
頭を撫でられている。
すごく安心する…。
美波「そういえば、き、キスしたのって…本当なんですか?」
蓮谷「ああ、つい、な」
そういって笑っている。
ついって…
蓮谷「それより…次は俺の番だな。」
美波「なんですか?」
蓮谷「送るって言って昇降口で靴はきかえたとき、お前俺のこと避けてただろ?」
言いたくないことを聞かれてしまった。“先生が近くにいると緊張して顔が赤くなるから、離れたんです!”なんて言いえない…
蓮谷「まだか?」
美波「言いたくないです…;;」
蓮谷「約束破るつもりか?俺はちゃんと言ったのに?まぁ、言わないなら、罰ゲームだよな~?」
罰ゲーム!?
そんなこと聞いてないよ…!?
蓮谷がじわりじわりと近づく。
だんだんと距離が狭まる。
もう鼻と鼻がくっつきそうなくらいにー…
美波「話します!話しますから!!先生が近くにいると緊張して顔が赤くなって恥ずかしいから、離れたんですっ!!」
それでも距離は近いままで
ちゅっ
蓮谷「よく出来ました♪」
美波「な、な、な、何するんですかっ!!?」
蓮谷「何ってご褒美♪」
楽しそうに話す。
美波「ひょっとして知ってたんですか!?」
蓮谷「バレバレだ。お前の口から聞きたくて、からかってみただけなんだけど…本当に言うとはな(笑)」
こんな人が先生でいいんでしょうか…?
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