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生まれて初めて
彼氏が出来ました。
その人は学校の先生で
身長が高くて
長めのサラサラした黒髪
ときどき眼鏡をかけている
優しい人
「やっと二人になれたな」
そう言ってぎゅっと抱きしめてきた。
「先生、あのですね。手伝って欲しいことがあるって言われて、ここに来たんですけど…」
今日は私が日直。
「なんだよ、冷たいな。そんなに俺のこと嫌いか?」
「そう言いながら力強めるのやめてください。第一に…私の気持ち知ってるじゃないですか…!」
「もう一回言って」
「嫌です。」
きっぱりと言う。
「やっぱり嫌いなんだろ…」
「…っ………好きですよ…」
恥ずかしすぎる…!
自分の気持ちを相手に伝えるのって。
近くにいるだけでも緊張するのに。
「お前ツンデレか?」
「ツンデレ…?そんな訳ないじゃないですか。」
「そうだな。お前は照れ隠ししてるだけだよなぁ…」
「先生…わかってることを聞かないでくださいよ。」
「そういうお前も好きなんだ。しょうがないだろ?」
笑顔が眩しいです。
訂正
優しい人 ×
小悪魔な人 ○
の間違いだったみたい。
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