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復活祭もようやくフィナーレを迎えようとしていた。クレアは、ドキドキしながら最後の締めを期待していたのである。
「お酒あまり飲まなかったみたいね?」
「ああ。クレアが構ってくれないからな。」
「子供みたいに拗ねちゃって(笑)」
不機嫌なゼファイドにクレアはクスッと笑った。そして、魔界の空一面に花火が派手に上がった。
「魔界人は、おめでたい事と豪華な事が好きなのね?花火…とても綺麗。寝ないでいた甲斐があったわ。」
「クレアに見せたかったから寝かさなかった。あの時、これがあると言えば面白く無いだろう?」
「そうね。一緒に見られて良かったわ。」
クレアの嬉しそうな笑顔を見てゼファイドは、花火が上がると同時にクレアにキスをした。
「クレアの笑顔は、誰にも見せたくないからな。」
「束縛されるのも悪くないかな?(笑)魔王はヤキモチ妬きだって知ってるのも私だけだし、弱点増えたわね?」
「子供達とクレアか?悪くないな。」
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