セカイの裏側

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会議室内は未だ騒々しさが収まらない。 その中で、皆に聞こえるような少し大きめな声で、スクリーンの横にいる人へ質問をしようとしている者がいた。 その者は、入り口から見て左方へ座っていた男で、不適な笑みを浮かべながら口を開いた。 「掻い摘んで話せば、あと4日以内には地球が砕け散るってことでいーのかな?あ、それと、それが判明したの、今日じゃないでしょ?」 男の言葉で、会議室は沈黙に包まれた。 「………あぁ、そういうことになる。そして、判明したのは一昨日だが、全てが確信に変わったのは今日の午前6時50分頃だ。だから発表は今に至ってしまった……」 スクリーンの前の男は、発言をした男に向かって、そう言った。 「なるほど、なるほど。昨日の依頼内容の意味が分かったよ」 男は、満足そうに頷いた後、再び口を閉じ、椅子に深く座った。 「そして、次の話だが……長瀬君、君への依頼だ」 そう言って、奥に座る男は、扉近くに座る凛へ話し始めた。
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