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『リフォル魔法学園』
此処中立国――ランリ国の調度西区の中心部に位置する、男子魔法学園で校舎は中心部に有るのだが、西区すべて学園の敷地内だったりする。因みに女子魔法学園は東区すべて。
そもそも、ランリ国は中央区,南区,南東区,東区,北東区,北区,北西区,西区,南西区と九つの地区が存在し、中々大きな国なのだ。
で、今カイリ達はニーナさんに連れられ、魔法学園の正門の真ん前に居た。
――おっきい!
その門は大体二階建ての家くらい高く大きいかった。
「それじゃ、私は此処までね」
「えっ!!行っちゃうの?」
「ごめんね。急に野暮用が出来ちゃったの~~。でも、安心して理事長には連絡入れたから。理事長室行けば、対応してくれるはずだから。頑張ってネ」
ニーナさんは名残惜しいのか、ちらちらとシオンの方を見ては、眉を寄せていた。
「《ほら、シオン!!》」
俺が肘でシオンに何か言ってやれと伝えると、シオンは一瞬困った顔をしたが、直ぐに笑顔を作ると。
「今まで、有難うございました。また今度機会がありましたら、パフェ店に行きますので」
さらりと再会を約束した。
ニーナさんはよほど、嬉しかったのか満面の笑顔になると、『その時は私がおごります~~!!』と言いながらスキップで帰って行った。
「おぉ!!優しい言葉をかけてみるものだな!!良かったなカイリ。次あの店行く時はタダだ」
「………シオン…」
シオンが口を三日月形にして笑って言うので、何だかニーナさんが可哀相になってきた。
「何だ?」
「……何でもない………そう言えば、ニーナさんの名前何時知ったんだ?」
「あぁ?名札に書いてあっただろ」
気が付かなかった。
「で、どうやって開けるのこの門」
「知らん」
「ですよねぇ~~」
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