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「黙っていなくても朱哉…お前も分かっておるのであろう?ククク…」
「儂が此処から出れる日が近いことを」
「此処の鍵は開きかけておる。だからこの腕どもでも、扉を破壊できたんじゃよ」
「さて朱哉よ…どうする?」
声は不気味に朱哉に問う。
「この感情だけの亡者どもを外に出すのかい?それとも儂を自由にするのかい?」
「儂を自由にするならば、この亡者どもどうにかしてくれよう」
「二つに一つ、二者択一というやつじゃな」
「いや自らだけが逃げて助かるというのも手じゃな」
「五月蝿いぞ。」
朱哉が鳴闇の言葉を遮る。
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