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「…ぅん?」
夏野は目を覚ました。
(なんだったんだ…あの声は…)
考えながらポケットの中にある携帯電話を見て時間を調べた。
倉庫に放り込まれてから1時間以上経っていた。
(やば…)
夏野がそう考えたとき倉庫の扉は開かれた。
「よぅ…夏野覚悟は出来てるようだな?」
扉を開いたのは目つきが鋭く、カッコイイの部類にいる兄、朱哉だった。
そして倉庫の隅に置かれている木刀を取る。
「じゃあ少し寝てようか愚弟。」
(あぁ、あれなんて鬼だろう…)
朱哉を見ながら夏野がそう思った直後、彼の頭には木刀が振り下ろされていた。
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