第一章

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夏野は携帯を拾い上げた。 「液晶にヒビ入っちまったじゃねーか!!」 朱哉の胸倉を掴む。 「…」 無言で右手を振り上げる朱哉。 朱哉の右手には… 木刀。 「さてそろそろ寝ようか愚弟。」 満面の笑みを浮かべながら、右手を振り下ろした。 (あぁ…デジャビュ) …深夜2時、倉庫にて ずるっ ……………………… ずるっ ……オオ…オ………… ずるっ …オオオオオ…アアア……… どさっ …ドオオオオ…アアアアア…… 倉庫の扉が揺れる。 ドコダァアアアアアァアァァァ!!!!
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