第零話

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「はぁ、またかよ 今度は何処の世界にトリップしたんだ?」 俺の名前は、早瀬翔。 ごく普通の高校生だったんだが、友達の魔術実験に「何も起きないだろう」という軽い気持ちからつきやってやたら、いろんな世界にトリップしてしまう能力を手に入れてしまった。 今度の世界は何の世界だ? 「まずは持ち物のチェックだな」 肩に掛けていたカバンの中身を確認する。 「'こいつ^か」 俺の手には緋色の籠手が握られていた。 かつてトリップした世界で共に戦い最後に役目を終え砕け散った武器が俺の手の中にあった。 「久し振りだな、緋炎」 久し振りに再会した武器に言葉をかける。 .
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