襲撃……風の帰参

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「思いっきし逃げたら、見逃してくれた」 「光弾で目を眩ませて、思いっきし逃げた」 「それより、厄介なのが、あいつの使う風が狂ってるってことだ」 「……どういうことだ?」 「わざとなのか、自然とそうなるのか、あいつの周囲の風の精霊はみんな発狂してる……干渉出来ないし、感知もしにくい」 「姿を隠されたら、近距離まで近付くか、攻撃の寸前まで分からない」 「それは……厄介だな」 「そんな精霊をどうやって操るのよ?」 「知らん、狂ってるもの同士だ、気が合うじゃないか?」 「戦うなら、綾乃の方が効果的だな、風に風をぶつけるより、炎雷覇で中から焼けば、いくらなんでも死ぬだろうよ」 .
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