第零話

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追い詰められた和麻が、此方にやってくる。 爆発で生じた爆煙に紛れて、綾乃が間合いを詰める。 「叔父さまの仇っ!」 共犯で一緒に死ねと言わんばかりに袈裟懸けに炎雷覇が振り下ろされる。 「叔父……厳馬が死んだのか!?」 「………くっ」 頭突き……過激な女の子だな💧 しかし、和麻は流石だな、額で受けてるでも、あれだと脳が揺れたな。 「大神雅人が死んだのか?」 あ、それは逆効果だなって、ヤバそうだな💧 「あ~、綾乃ちゃん? 俺も~帰るから、死体の後始末よろしく、それじゃっ」 「あっ、逃げた!」 「……っ、待ちなさいっ」 待てと言われて待つ奴がいるのかよ。 「なっ!……ど、何処に?」 空気の屈折率を変えた光学迷彩かよ……風術って使い方によっては強いんだけどな……あれ、何か睨んでやがるな💧……何かしったけかな? 「あんた誰よ?」 「しがない、フリーの術士だ 因みに犯行の一部始終見てたが、言おうか?」 「家でお父様に言って、案内するから」 「へぇ~い」 この後、神凪本邸に連れていかれました。 .
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