1::張三李四:チョウサンリシ

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  「俺はお前だって分かったんばい」 もうカッコイイ! そう思った僕は夜に抱きついていた。 次は僕が持ってたジュースを地面に落としてしまった。 抱きつかれた夜は呆然としていて、嫌だったのかな?と心配になった。 「い、嫌だった?」 「…いや。むしろ、俺が嫉妬されるばい」 嫉妬…誰に? …ああ!寮長だ! 僕に夜が抱きつかれてるのに嫉妬するんだね! ウハウハしているとバコッと頭を叩かれた。 「お前、俺を妄想の対象にしたら駄目やき」 「なんで?」 僕が首を傾げると夜は深ーく溜め息をついた。 「彼氏、おるばい」 か、彼氏!?寮長とデキてるのかぁああ!! 僕がムンクみたいな顔をしているのに夜は話を続ける。 「崇じゃないき、誤解せんでよ」 「崇じゃないだと?…どこのどいつだぁああ!」 「しゃあしい!!黙っちょけ!」 周りの家族連れに視線を浴びる僕。夜に口を手で塞がれた。 夜の彼氏の話を目を輝かせて待っていると、鼻をつつかれた。  
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