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「…話さな?」
僕が何度もコクコクと首を縦に振ると、夜は諦めたように腕を組んだ。
「同級生にさ、地味でなにもかもが普通な男子がおったんね」
へ、平凡受けキター!
まさかの夜が攻めとか…!
「仲がいい奴らとゲームで負けて罰ゲームで告ったん。まぁ、男子校じゃないけ…」
「相手は疑心暗鬼、夜は罰ゲームで告ったのに…段々本気になってきたみたいな展開?!不良×平凡の典型的な展開じゃないか!!でも夜は脅しで告白してなさそう!むしろ直球で付き合ってくれ、だよね!?」
王道そうで、王道じゃない感じ!テンション上がる!
ふと、夜を見ると綺麗な顔が引きつっていた。
「なんで分かるん?」
「え、当たり?」
どうやら当たっていたらしい…。
「腐男子の勘さ!キラ…ひゃっ」
ッと星を表現?してないのに頬っぺたを摘ままれた。僕、さっきからつつかれたり摘ままれたり散々だよ。
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