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「さて、そろそろ
「おっさんうるせぇよ!!」
俺は男の言葉を遮って叫んだ。
全くもってこいつらのしてる事が理解出来ない!!
が、これだけは…………少女の命に関わる事だと言う事だけは、理解出来た!!
「………………おや?
貴方はこの結界の中でも動けるのですか?」
男は少し驚いた様子だったが、面白そうに口の端を上げて話し出した。
「は?結界??
おっさん、頭おかしいんじゃねぇ?」
「……………くっくっくっ……。
貴方は実に興味深い。
たっぷりと遊んであげたいのですが、今は里奈を始末するのが先決です。」
「はっ!?
小さなお子様相手にしか出来ないロリコン野郎が何を言ってんだ?」
「ふふふふふ………。」
いきなり男が笑い始めた。
………図星か?
「先に里奈を、と思いましたが、私を侮辱した貴方から先に始末してあげましょう!!」
そう言うなり男は何処からかナイフを取り出した。
「…………健太!!
今の内に逃げなさい!!」
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