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生暖かい風の吹き抜ける歩道橋の下。
僕は歩いていた。
何を考えるでもなく、ただ歩いていた。
だがそれは突然に、降ってきた。
とても小さなそれは、僕を見上げて、こう言った。
「危ないなぁ…そんなとこに居ないでよ!!」
何故か記憶が過去に…。
話の都合上である…。
《6時間前》
今日は4月1日。
僕、事木 流(コトキ ナガレ)は今日から高校生となる。
「そろそろ行くか…」
等と呟く。
高校は桜乃城高校。
8年前にできたばかりの高校だ。
等と話しているうちに到着。
玄関の名薄を見て新しい教室に入り席に着く。
僕がこの高校に入ったのは、1人の馬鹿に誘われたからだ。
「おぉ!同じクラスか!!」
それがこの男、剣野 栄太(ケンノ エイタ)いわゆる悪友だ…。
こいつとは中1から一緒だ。
名前の関係でいつも僕の前の席になる。
もちろん今回も…。
「なぁジキル!!さっき聞いたんだけど~、この高校の三年生に、ハイドっていう人がいるんだって♪」
「だから何だよ💦」
「会いに行けば?ジキルとハイド…お似合いじゃん?」
事木流→ジキル
それがこいつが付けた僕のアダ名である…。
何とも適当だ💦
「あんた聞いてる?」
はっ💦
ここは…。
考える暇もなく、小さなそれのストレートがヒットした…。
何なんだ💦
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