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係鈴「だけど思い当たることっていったらそれぐらいだぜ?」
僕「てかまじくだらねえ。帰り道なんか教えてなんの得になるんだか」
係鈴「だけどよ…電話切った後あいつ慌ててどっかいっちまったぜ」
智喜「んじゃ~よ、実際にかけてみようぜ。
なんでそうなるこのKY。
淳也「なんか面白そうだな、やってみようぜ」
え……?
係鈴「よし、じゃあ誰がかける?」
あー、KYは僕みたいだ。
淳也「じゃあジャンケンで決ようぜ」
淳・智・係・僕「ジャンケンポン!」
僕「あ…」
智喜「相変わらずジャンケン弱いな(笑)」
うるせぇ。
係鈴「電話番号は〇〇ー×××××だぞ」
僕「分かったよ、やりゃあいいんだろ、ま、俺に帰る道も場所も無いけど」
皮肉を言いながら僕は電話をかけた。
プルルル……ピ。
僕「あ、通じた」
智・淳・係「マジ⁉」
???「はい、こちら家路センター」
僕「え~と、家路教えて下さい」
みんな興味津々に見てやがる。
???「はい、あなたの家路は×〇通りを通り、その曲がり角を左に進んで」
な…
???「さらに進むと古い駄菓子屋があり、」
なんで知ってんだよ?
???「そこを右に曲がっ」
ピ…。
思わず切った。
智喜「どうだった?」
係鈴「おい…大丈夫か?裕紀と同じ顔してるぞ」
僕「…………だよ」
智喜「え?」
僕「なんであの場所を知ってんだよ!!」
僕が怒鳴ると皆驚いた。
僕「てか俺名前言ってねぇのになんで分かんだよ!!」
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