4/25

460人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
係鈴「だけど思い当たることっていったらそれぐらいだぜ?」 僕「てかまじくだらねえ。帰り道なんか教えてなんの得になるんだか」 係鈴「だけどよ…電話切った後あいつ慌ててどっかいっちまったぜ」 智喜「んじゃ~よ、実際にかけてみようぜ。 なんでそうなるこのKY。 淳也「なんか面白そうだな、やってみようぜ」 え……? 係鈴「よし、じゃあ誰がかける?」 あー、KYは僕みたいだ。 淳也「じゃあジャンケンで決ようぜ」 淳・智・係・僕「ジャンケンポン!」 僕「あ…」 智喜「相変わらずジャンケン弱いな(笑)」 うるせぇ。 係鈴「電話番号は〇〇ー×××××だぞ」 僕「分かったよ、やりゃあいいんだろ、ま、俺に帰る道も場所も無いけど」 皮肉を言いながら僕は電話をかけた。 プルルル……ピ。 僕「あ、通じた」 智・淳・係「マジ⁉」 ???「はい、こちら家路センター」 僕「え~と、家路教えて下さい」 みんな興味津々に見てやがる。 ???「はい、あなたの家路は×〇通りを通り、その曲がり角を左に進んで」 な… ???「さらに進むと古い駄菓子屋があり、」 なんで知ってんだよ? ???「そこを右に曲がっ」 ピ…。 思わず切った。 智喜「どうだった?」 係鈴「おい…大丈夫か?裕紀と同じ顔してるぞ」 僕「…………だよ」 智喜「え?」 僕「なんであの場所を知ってんだよ!!」 僕が怒鳴ると皆驚いた。 僕「てか俺名前言ってねぇのになんで分かんだよ!!」
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

460人が本棚に入れています
本棚に追加