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一日の始まりが来た。学校に通うこの時間が大嫌い。帰りたいし、時々吐き気がする。
「はあ…」
ため息吐いて席に座ると教室のドアが開いてアイツが入ってくる。またいつもの二人を連れて。
「おあよ」
目が合った―。
その瞬間挨拶を交わされて、何故か赤西はわたしに笑みを浮かべる。わたしは赤西の目を見れなくて、目の前に映る赤西の大きな胸からも目を反らした。
「おあよって言ってんの」
「………おはよ」
小さな声で答えれば満足気に自分の席に戻って行った。
………話し掛けないでよ、わたしまで汚れちゃう。
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