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―――――とある世界
最果ての地にそびえ立つ暗黒の城。
それは何者も近づけるのを拒むような雰囲気を漂わせる。
「ハァッ…ハァッ…」
その城の玉座へと続く階段を駆け上る一人の少年。
その身に纏う銀の鎧は光を失い所々傷痕が付きこれまでの険しい道のりを物語っている。
しかし少年の眼は尽きる事のない煌めきを宿している。
玉座へと繋がる扉を眼前に捉えながらマントが靡く。
そしてそのまま少年は勢いよく扉を開けた。
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