始まり

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圧倒的な存在感で玉座に鎮座する最も邪悪なる存在。 「魔王……」 少年は息を切らしながらその名を呟く。 「よくぞここまでたどり着いた。だが貴様もここまでだ。朽ち果てるがいい。」 地の底から唸るような声でそう言い、玉座から重そうに立ち上がる。 「お前だけは許さない!!」 少年はそう言い放ち腰に携える白銀の剣を抜き魔王に構える。 「行くぞ!!」 少年はそう叫び魔王へと駆ける。 この戦いを終わらせるという強い意志を胸に秘め。 「フンッ、小賢しい!!」 魔王も迎え撃つ為対峙する。 そして両者は距離を縮め、少年は魔王は討つべく、魔王は少年を滅ぼす為に渾身の一撃を放つ。
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