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『いったん友達に戻ろう』
大好きな彼は、いつもと変わらないトーンでこう告げた。
今の今まで甘い時間を過ごしていた頭に、急に注ぎ込まれた言葉。
温かいお風呂に間違って冷水を足したかの様に
冷たさがじわりじわりと私を襲う。
『ゆずの事が嫌いな訳じゃないよ?ただ友達でいた方がお互い楽だと思うんだ。』
何てありきたりな別れ言葉……
友達じゃイヤだから、付き合ったんじゃない……
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