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赤くなった沖田の顔を見て
神威は目を開き、眉をよせる。
「え…なに赤くなってるの?
そういう関係なの?」
「べっ、別に!
そんな貧乳、眼中にねェよ!」
そう言い、神威の手を
勢いよく振りほどく。
だが次の瞬間…
自分が言ってしまったことに
ハッとして、神楽の方を見た。
「貧乳で悪かったアルなぁ…。」
案の定、そこには額に青筋を
浮かべている神楽がいた。
やっべぇ…。
こいつ、まじでキレてる?
沖田は、
思ってもないことを言って
しまったことに後悔した。
が…時すでに遅し。
「私だってなぁ…、
お前なんか大っ嫌いネ!!」
そう言い、神楽は
公園から走って出て行った。
「…ッ待て、チャイナ!」
…沖田の呼び止める声も、
聞こえないふりをして。
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