嘆きの唄

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いなくなった君の後姿すら 僕は探し続けていた もう会えることはないのに もう出会える日は来ないのに それでも ここに存在しないであろう君の影でさえ 探し続けていた いかないでくれ 僕を置いていかないでくれ いったい何度いっただろう いったい何度泣いただろう 何度も挑戦して 苦戦してやっと手に入れた君も 水を掴むかのように 一瞬にして掌をするりとすり抜けていった 悲しいよ 悲しいよ 辛いよ 辛いよ 何度も耳の奥で聞こえる叫び どうして君なのか どうして今なのか どうして君1人なのか 頭の中で生まれ続ける「レクイエム」 どうしてだい どうして君は行かなくてはならなかったんだい 何度も耳の奥で聞こえる 悲しみの歌 あれからいったい どのくらい日は過ぎただろう あれからいったい どのくらい季節は変わっただろう 誰にも分からない 僕の心に空いた穴の 大きさ 形 色 大切さ 何度も耳で流れる悲しみの歌 何度も何度も何度も それ以外の音は聞こえない 流れない 流せられない 悲しいよ 悲しい 辛いよ 辛い どうして君なんだ どうして今なんだ どうして・・・・ どうして・・・・ それでも月日はすぎる 木は成長して月に届きそうなほど伸びる 花は咲き枯れる 太陽は月に変わり 月は太陽に変わる 僕の目には雨のかわりに涙が流れる 僕はいったいいつになったら 晴れた青空が見えるのだろう
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