小さな物語

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『願い事が?本当に!じゃあ僕もやる!!』 僕は枝を探しつつ、まだ足あとをつけていない所を探した。 「悠くんはダメだよ。悠くんには素質がないんだから。」 君は静かに僕を見ながら言った。 『そしつ?大丈夫だよ!***ちゃんにできるなら僕にもできるよ!』 僕は笑って、見つけた枝を手に彼女のそばまで歩く。 それ以上君は何も言わずに、僕が描くいびつな図形を、いつもの歪んだ目で見つめていた。
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