司令官と隊長

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「隊長…」 声をかけられて青年はあわてて我に返る。 部下が差し出していたのは通信機。 それを受け取り耳に当てた。 「まだついてないんだな?」 「ああ」 相手はさっき怒鳴っていた最愛の恋人。 ここでもお叱りかと思うと青年は気が重くなった。 だが、次の言葉は青年の予想を遥かに上回っていた。
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