司令官と隊長

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「生きて帰ってこいよ、俺にはお前が必要だから」 ブッツリと通信機が切れる。 青年は息を吐いた。 きっと心配はしていたが、恥ずかしがり屋の恋人のことだ。 あの場で言うのは躊躇われたにちがいない。 だからわざわざ通信機で。 生きて帰らないとな。 口元に笑みを浮かべて立ち上がる。 最愛の恋人の元へ生きて戻るために!
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