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今まで
雑菌を見るような目でこちらを睨みつけてきていたくせにさ
いつも消毒液を吹きかけてきてさ
何か言うたび面倒くさそうにため息をついてさ
そりゃぁ、
いつも何だかんだいって優樹は優しかったけど・・・・・
でも口を突いてでてくるのは文句。
文句。
文句。
時々、鼻笑い。
それなのに、
“愛してる”
とろけそうになるぐらい甘い甘い声で囁いた、あの瞬間。
何かがはじけたように
彼は私に微笑む。
触れる。
幸せすぎて
苦しくなる。
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