香澄VS375番台

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「姉ちゃん、最近一人やね!にいちゃんどうしたん?」 そんな問い掛けにも、もうすっかり慣れてきたから、失恋の傷が癒えてきたのだろう。 店に入って暫く散策してると、 「姉ちゃん、ほれ、コーヒー買ってきな、今日、調子いいから、おっちゃんの奢りや」 そう言う馴染みのおっちゃんの足元には、ドル箱が山積みになっていて、ご機嫌なご様子。 「おっちゃん、ありがとう!!」 会社で培った営業スマイルでかわし、スロコーナーに向かう。 今日は、給料直後のせいだろうが、ほぼ満席。 とりあえず、データ確認して席を確保して、コーヒーを買いに行く。 最近は、夜、パチ屋に閉店までいることが多く、食事も、ほとんど摂らないので、コーヒー一杯で充分腹持ちするようになってしまった。
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