番外編

6/9
前へ
/539ページ
次へ
「あそこにいた男の子。愛と同じ三歳なんだってあっくんのママ言ってたよ」 あっくんの方を見るとママに頭を撫でられている。 「香澄。あれ、織田の息子だ、きっと」 甲斐と並ぶ織田グループ。 「挨拶行くか」 私が答えるよりも先に、愛が、元気よく“うん”と答え、走っていく。 「ご無沙汰しております。えっと、奥様は初めましてですね」 ニッコリと笑う彼女は、綺麗で、女の私がうっとりしてしまうほど。 「妻の香澄です。娘が、先程は失礼しました」 「いえ、朝陽が、勝手に。こちらこそすいません」 「美樹、一夜は、もうすぐ?」 「えぇ、エジプトから」 そっから、美樹さんと、淳也は話しが弾んでいる。
/539ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16206人が本棚に入れています
本棚に追加