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「あそこにいた男の子。愛と同じ三歳なんだってあっくんのママ言ってたよ」
あっくんの方を見るとママに頭を撫でられている。
「香澄。あれ、織田の息子だ、きっと」
甲斐と並ぶ織田グループ。
「挨拶行くか」
私が答えるよりも先に、愛が、元気よく“うん”と答え、走っていく。
「ご無沙汰しております。えっと、奥様は初めましてですね」
ニッコリと笑う彼女は、綺麗で、女の私がうっとりしてしまうほど。
「妻の香澄です。娘が、先程は失礼しました」
「いえ、朝陽が、勝手に。こちらこそすいません」
「美樹、一夜は、もうすぐ?」
「えぇ、エジプトから」
そっから、美樹さんと、淳也は話しが弾んでいる。
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