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須「ぅい。というわけで、第3回のキャラ人気投票は以上で――、」
静「ちょっと待ちなさいよ、須山さん」
須「ん? どうした静香?」
静「どうもこうも……異議有りよ。ウチはこの投票結果、納得いかないわ」
須「何ぃ?」
駆「っは。おいおい、何言っちゃってんのさ静香。まさか、自分が一位じゃなかったからってお前……」
静「主人公のくせに5位の能無しは黙って引っ込んでなさい」
駆「…………」
静「ともかく須山さん。今回のウチと吉岡の投票結果の中で……実は隠してることあるんじゃないの?」
須「あぁ、あるぞ」
駆「軽ッ。凄ぇ簡単に認めちゃったよ、この人」
吉「あ、あのぉ。隠してることって何なんすか?」
須「いや、実はさ。兎上の時と同じで……、吉岡」
吉「は、はいっす」
須「お前、本当は205票なんだわ」
駆・吉「……は?」
須「吉岡205票、黒岡27票、グラ岡5票、白岡1票の計238票。これがお前の本当の投票結果なんだよ」
吉「え、ちょ、そ、それってまさか……」
須「そう。2位の静香224票に対して、1位の吉岡に純粋に入った票は205票」
静「純粋な票だけなら、ウチの方がアンタより上ってことよ、吉岡」
駆「な!」
吉「な!」
駆・吉『なんだってェェェ!!』
静「これで分かったでしょ? 純粋票で勝っているウチが、順位で吉岡に負けてるだなんて……絶対に認められないの」
吉「い、いや!おかしいっすよ!たしかに純粋票ではないかもしれないっすけど、黒岡もグラ岡も、同一人物なんすから!」
静「全然キャラ違うじゃない」
吉「それがいいんすよ!」
静「あーだこーだ」
吉「こーだあーだ」
駆「……ど、どど、どうするんですか、須山先生!1位2位の二人が、すっごい醜い争い始めちゃいましたよ?」
須「う~ん。この結果は、流石に予想外だったからなぁ」
駆「でも、白黒ハッキリつけないと、これは治まりがつきませんって!」
須「むむむ……。分かった。それじゃあ、こうしよう、」
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