我、次元の限界を超えし者。今、逆襲の時

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暴走族に命狙われてるとか、毎日逃げ続ける生活とか何とか言ってるけど、結局は楽しそうじゃないか。 何だかんだで、美少女に囲まれて、リア充な生活をエンジョイしてるんじゃないか。 どんなギャルゲだよ。 どんなトラブるだよ。 どんな赤い果物100%だよ。 このままでは、僕の嫁、須山先生までもが、奴の毒牙に犯されてしまう可能性だって十分に有り得る。悪夢だ。寝取られエンドだ。 僕は、これを許せない。 兎上氏を決して許すことができない。 そして、諸君等も僕と同じ心境でいるに違いないと信じている。 だからこそ、立ち上がれ。 今こそ、我等が立ち上がるべきなのだ。 かの有名なvipは言った。 『リア充爆発しろ』と。 そう。脇役を差し置いて、ハーレムは生活を勝ち誇った表情で送っている、愚かなリア充実は爆発して雲散霧消すべきなのだ。 首を切られ、鞄の中にその首を捻じ込まれる学校日々的な運命を辿るべきなのだ。 今こそ、革命の時。 リア充に報復し、我等が天下の頂に返り咲く絶好の機会。 さぁ、行こう。諸君。 求める先は、リア充にして我等の宿敵、兎上氏を主人公の座から引き摺り降ろすことだ。 ――――。 さて。 憎きリア充を、主人公の親友で弄られ報われないキャラ的なポジションに叩き落すに当たって、まず必要なのは、情報だ。 聞き込み調査を行うことにしよう。
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