我、次元の限界を超えし者。今、逆襲の時

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兎上殺す兎上殺す兎上殺す兎上殺す兎上殺す。 僕の中で、なんかもう、取り返しのつかないドス黒い感情が順調に煮えたぎっている。 そろそろ我慢の限界かもしれない。あのリア充を殺して、僕も死ぬ。明日の朝刊を一面で飾ってやろうか。 もう捕まれ。 ロリに手を出して、捕まれ。 お前の人生に児女猥褻の前科という汚点を刻め。そして死ね。 閑話休題←便利 失礼。取り乱してしまった。 気を取り直して、次の聞き込みに入るとしよう。 3人目として僕が目をつけたのは、クラスメイトのSさんである。 無論、先ほどのSちゃんとは別人だぞ? イニシャルこそ同じでも、むしろ、Sさんは真逆の性格の持ち主だ。 というか、そのイニシャルが彼女の全てを表していると言っても過言ではないだろう。 簡潔にまとめよう。 Sさんは、ドSである。(決してシャレではない) 容姿端麗の彼女に告白した男子は、数知れず。しかし、その全員が、翌日には精神病院のお世話になっているという、まさに神がかったドSっぷり。 うん。 こういうキャラが、成人向け同人誌の時に、鬼畜調教ネタに出演させられ、ボロボロにされやすいのだ。 以上のことから、Sちゃんは非常に危険な人物。 正直、あまりに近づき難い。 だが、諸君。案ずるな。 僕は、恐れない。怯まない。たじろかない。 全ての非リア充を代表し、見事彼女に接近してやろうではないか。
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